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回想脳

2021-03-27

回想脳
回想脳これまで16万人の脳画像を見てきた東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授の「回想脳 脳が健康でいられる大切な習慣」という本が2021年3月25日に青春出版社から出版されました。

「過去を振り返ること」で得られる脳への効果について解説した本です。私たちが過去を振り返って感じる「懐かしさ」という感情を英語にすると、「ノスタルジア」という名詞が一番近いように思われます。
20世紀のなかばころまでの心理学の世界において、「ノスタルジア」という用語は、故郷から遠く離れたときに感じる不安や悲嘆などの心理的な症状を表す言葉として、否定的にとらえられてきました。
ところが「ノスタルジア」の研究が進むにつれて、昔を振り返ることはけっして病的でネガティブな行為ではなくて、精神的にも肉体的にもポジティブな効果がありそうだということがわかってきたそうです。
現在では、高齢者を対象にして、「ノスタルジア」の感情を応用した治療が、医療や介護の現場でも応用されるようになっています。

これまでの研究によれば、過去を振り返って「懐かしさ」を感じることには、大きく分けて次の4つの効果があるとされています。
   (1) 脳の健康を維持し、認知症の進行を抑える効果
   (2) 未来に向かって生きる力をつける効果
   (3) ストレスを解消し、気分転換を助ける効果
   (4) 幸福感が得られる効果

コロナ禍で外出もままならず、人とも会えなかったために、ストレスがたまったという人は多いと思います。
友人とおいしいものを食べに行ったり、おしゃれな店でショッピングをしたり、海外旅行に出かけたりと、確かに外に出かけると楽しくて幸せなことはたくさんあります。ただ、これまで私たちは幸せを外に求めすぎたような気がします。


回想脳それがコロナ禍で急にできなくなったことで、強いストレスを受けているのかもしれません。しかし、昔を懐かしむことなら自分1人でできます。
外に出かけなくても、自分のなかの記憶を呼び起こして自分1人で幸せになれるのですから、「幸せの自家発電」といってよいでしょう。
ウィズコロナ、アフターコロナの時代に求められるのは、「幸せの自家発電」をする力ではないかと、瀧先生は語っていました。

配信 Willmake143

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